キャバクラの業界用語に「風紀」があります。
一般的に風紀とは社会生活上での規律や男女間の交際に関する節度のことですね。
キャバクラ業界でいう所の風紀とは『ボーイとキャストが付き合う事』です。昼職で言うところの社内恋愛のことですね。
面接でも「風紀はダメ」なんておかしな日本語が使われますが、「風紀を乱してはいけない」が本来の使い方ですね。業界用語なのでしょうがないと思いましょう。
なんで風紀がダメなのさ？
一言で言えば『キャバクラに来るお客さんは彼女を探しに来てるから』です。あなたを口説くために来店しているのですよ。
もちろんお客さんだってキャバ嬢のプライベートに彼氏や旦那がいるかもしれないことは知っています。でも恋愛をしたくて通っているのです。
プライベートに彼氏がいるのなら目をつむれます。店内では自分と彼女（キャバ嬢）が恋人同士のような仲良く過ごせるのですから。でも、店内に彼氏がいるとしたらどうでしょう？
一気に夢から醒めてしまいます。
また、自分の彼女がキャバクラで働くことを許せないボーイもいます。付き合ってしまうと、お客さんに対して嫉妬心が芽生えてしまうんですね。そんなことになったら仕事になりません。
キャバクラに多い『風紀の罰金』は払う必要がない
そんなわけで風紀があると店の運営が上手くいきませんから、ほとんどのキャバクラでは風紀を禁止にしています。
また、風紀をしたら罰金を科している所も少なくありません。『キャストと付き合ったら店に100万円の罰金を払わせられたから夜の仕事を引退した』なんて話をちょくちょく聞きますね。
実はキャバクラの罰金制度は法的に無効です。払う必要はありませんから、罰金を要求されても払わずにさっさと辞めてしまいましょう。
弁護士依頼して内容証明書を送ったり法的措置を依頼する手もありますが、法律上は罰金なんて請求できないことはキャバクラのスタッフは知っています。
だから罰金請求によって辞めてしまった女の子を追いかけるようなことはしてきません。そんなことしたら警察のお世話になってしまいますからね。
投稿日：
