風俗求人サイトを見ていると「添い寝をするだけですぐにお金が貰える」というお店の募集要項を見かけます。仕事内容は「ほとんど横になっているだけ」「添い寝をするだけ」などです。
気になるお給料は時給1万円~や日給5万円~というものが多く、中には「入店祝い金30万円支給」「日給20万円以上可能」「バンス50万円」というものまでありました。(バンスとは前借りの事です)
高級ソープや高級デリヘルの人気嬢でも難しい内容です。
楽な仕事で大金が稼げるというのはとても魅力的です。若い子であれば尚更期待してしまうでしょう。
でも、実際はどうなのでしょう?現実的に添い寝をするだけで稼げるものなのでしょうか?
【結論】どうみてもダミー広告です。ありがとうございました。
ダミー広告とは『高待遇で募集を出しておいて応募してきた人に他の仕事を紹介する』というものです。
風俗店に限らずブラック企業は求人で嘘をつきますが、そのなかでも特にヒドイものといったところです。
添い寝屋以外では
・『お話するだけ』というデートクラブ
・『お客さんのオナニーを見るだけ』というオナクラ
などがあります。
ダミー広告を見て面接へ行ってしまっても断ればOK
ダミー求人広告を出している店に面接へ行くと、別の風俗を紹介されてしまいます。もし間違えて行ってしまった時は諦めずに断り続けましょう。
もしも面接担当の人間が怖くてOKを出してしまった場合でも働く必要はありません。
民法第96条によって、相手から強迫されて「働きます」と言ったとしても、取り消すことができます。
第96条(詐欺又は強迫)
1 詐欺又は強迫による意思表示は、取り消すことができる。
大事なことなのでもう一度いいますが、面接時に脅されて「働きます」と言っても、実際に働く必要はありません。
仮に面接官が『あんたが働くと言ったじゃないか!どうしてくれるんだ責任を取れ!』と言っても、法律が味方してくれるのはあなたです。
すぐに110番通報するのも良いでしょう。面接で強迫してくる店なら摘発しやすいので警察も協力してくれます。
添い寝だけのお店は本当にあるけれど…
実際に添い寝屋さんが存在します。東京・秋葉原や大阪・日本橋で制服姿の高校生がビラ配りをしている「JKビジネス」が社会問題となったのは記憶に新しい所です。
本当に添い寝だけのお店では、女の子の給料は時給2000円程度です。秋葉原の添い寝屋では、お客さんの払う料金が30分コースで5000円程度といったところが多いですね。
この料金システムであれば、女の子の給料が時給2000円~時給2500円というのも妥当でしょう。「女子高生と一緒に添い寝できる」ことで満足する男性もいますし、お店としてもやっていけます。
危険なのは「高級添い寝クラブ」です。
詐欺店は高待遇で採用条件がゆるいのが特徴
一方、風俗求人サイトにある添い寝屋の給料は時給1万円です。お客さんは一体いくら払うのでしょうか?商売として成り立つような料金システムは作れません。
年齢制限もかなりゆるいのです。求人内容を見ると「18歳~30歳くらいまで」となっていますが、たいして若くない女性と添い寝だけで満足する男性はいません。
この手の商売は「女子高生と○○できる」というのが肝であって、お客さん達は若い女の子と遊ぶことにある程度の料金を支払っているのです。
そんなわけでダミー広告には応募しないようにしましょう
添い寝屋さんは低料金のJKビジネスだからこそ存在できるのです。お客さんの払う料金より女の子の給料が高いことはありえません。
高待遇の嘘に騙されず、きちんとしたお店で稼げるところを見つけましょうね。